末期の癌患者である元俳優であり、現在は文筆業である53才の男。最後の日を見据えながらも日々静かにジタバタしながら暮らしている。身の回りの世話をしてくれる女性は二人、あきら(36)ともとめ(26)である。二人は少なくはない癌患者の財産を奪おう ...
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1956年青森市生まれ。劇作家・演出家。1978年劇団「弘前劇場」結成。すべての作品の劇作・演出を担当。1996年第1回日本劇作家協会最優秀新人戯曲賞、2001年文部省地域文化功労賞、2006年NHK地域放送文化賞、2014年全税協文化振興財団「人と地域の文化賞」など、数々の賞を受賞。
日本各地での公演のほか、ドイツ等での海外公演、タイ・フィリピン演劇人との共同制作などを行う。戯曲は、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語に翻訳され、数々の再演が行われている。
2006年4月(~2021)、青森県立美術館舞台芸術総監督となり、演劇「津軽」、「ダンスアレコ青森」等の地元を主とした作品を上演。
演劇作品のほか、現在は、大林宣彦監督の映画作品、「この空の花 長岡花火物語」及び北海道芦別市を舞台とした、「野のなななのか」の原作を担当している。また新日本フィルハーモニー音楽公演アロイス・ツィンマーマンの「ユビュ王の晩餐のための音楽」(2014年9月、サントリーホール)ではテキスト執筆と共に朗読を担当した。