高泉淳子

高泉淳子
主な活動地域:
東京都

高泉淳子(たかいずみ・あつこ) 役者、劇作家、演出家。
早稲田大学演劇研究会で演劇を始める。卒業後1983年に劇団「遊◉機械/全自動シアター」を結成。少年少女から老人まで様々な人物を演じ人気を得る。中でも少年役の「山田のぼる」はブームを呼び80年代旋風を巻き起こした。舞台の本も手がけ、時間、記憶、家族をテーマにした『大人の寓話』には定評がある。演劇の中にジャズを取り入れた作品も多く音楽界からも注目される。‘89年からレストランの話を舞台にしたジャズの生演奏と伴に繰り広げる『ア・ラ・カルト』は、芝居と音楽の新しいスタイルの作品として話題を呼び、2014年こどもの城閉館まで26年の大ロングランとなり2018年池袋芸術劇場で30周年を迎えた。2004年村上春樹の短編を舞台化した『エレファント・バニッシュ』のニューヨーク、パリ、ロンドン公演で世界的評価を得る。‘08年 劇団解散後、タカイズミプロジェクトを立ち上げ、イラストレーターの宇野亜喜良の美術で「大人の寓話」を作、演出。2013年2月パルコ40周年三谷幸喜書き下ろし『ホロビッツとの対話』で妻役ワンダを演じ高く評価され読売演劇大賞優秀女優賞受賞。1991年「ラ・ヴィータ」で文化庁芸術祭賞受賞。2009年「ア・ラ・カルト」でスポニチ芸術優秀賞受賞。著書に『昭和演劇大全集』『高泉淳子仕事録』『アンゴスチュラビターズな君へ』『ラ・ヴィータ』『メランコリーベイビー』『ライフレッスン』等がある。