「幼児教育の研究会をひらいている一連がある。彼らは、ごっこ遊びを追いながら、つい自分も幼児だと錯覚してしまうようだ。 錯覚が、錯覚を解き放つ。 思い出を等しくする過去が、同一地平に抱き寄せられ、共鳴狂乱する。 彼らは、あの激闘の学生時 ...
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1934年、岩手県生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒業。
在学中の1956年に『英雄たち』を発表。
1962年より劇団三十人会に参加し、1967年『ほらんばか』で第1回紀伊国屋演劇賞を受賞。
1969年に『幼児たちの後の祭り』で第14回岸田國士戯曲賞を受賞。
岩手を舞台にした方言を駆使した戯曲が多い。
1994年には全国初の県立劇団である「兵庫県立ピッコロ劇団」の初代代表に就任。
1998年、同劇団で演出をした『わたしの夢は舞う・會津八一博士の恋』が第32回紀伊國屋演劇賞団体賞と文化庁芸術祭賞<演劇部門>優秀賞を受賞。
2005年に逝去。