人魚

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劇作家:
田辺剛
目安となる上演時間:
60~90分
目安となる上演人数:
5人 (男性2人、女性3人)
  1.  知らない時代の、遠い世界の話。
     とある漁村では、ついに人魚を捕まえることに成功した。近年、村の漁師が海に出るたびに行方不明になっており、それが人魚の仕業だった。沖合の小島を漁師が通りかかると、どこからともなく歌が聞こえてくる。その歌に誘われて行くとそのまま帰ってこなくなるらしい。村は漁師を次々に失い、存亡の危機に立っていたのだ。
     捕まえられた人魚は、ある兄妹の家にとりあえず置かれることになったが、それはふてぶてしい態度で、どこから美声がと思われるような女だった。まずは飯を食わせろと人魚は言う。なんだか寒い、着るものはないのか。陸地に上がって歌えるわけないじゃないか。
     頼りにならない兄のせいで、世話をすることになった妹はほとんど参っていた。人魚は捕まったのに、不漁は続く。空はあんなに青いのに、皆の表情はいまいちだ。

  2. 伊丹公演/AI HALL 2011年7月22日(金)〜24日(日)
    福岡公演/ぽんプラザホール 7月30日(土)〜8月1日(月)
    広島公演/アステールプラザ多目的スタジオ 8月3日(水)+4日(木)
    [出演]河合良平、筒井加寿子、大熊ねこ、高杉征司、川面千晶
    [舞台監督]西田聖[舞台美術]川上明子[照明]魚森理恵[音響]小早川保隆[衣裳]権田真弓[制作]築地静香[企画制作]下鴨車窓
    [主催]NPO法人劇研、下鴨車窓
    [共催]NPO法人FPAP(福岡公演)、広島市未来都市創造財団 アステールプラザ(広島公演)
    [提携]AI HALL(伊丹公演)
    [制作協力]舞台芸術制作室無色透明(広島公演)
    ※第3回むりやり堺筋線演劇祭参加作品(伊丹公演)

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