きつねものがたり
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廃れた稲荷に住む人なのか、きつねなのかわからない三姉妹。長姉と次姉は人の姿。しかし末の妹はうまく尻尾が隠せず、大きな尻尾を見せている。稲荷には供え物もなく、貧しい姉妹。もちろん、スマホも持てない末妹は学校でいじめられ、友達もいない。そんな末妹が尻尾を見せて驚かない「友達」と出会う。それはゴミ屋敷と言われる、古物と本に埋もれている老婆。老婆は戦争で死んだ恋人の手紙やきつねの絵本を末娘に見せる。その老婆の家に火がつけられて…。燃やされてなくなってしまう言葉…。平成という時代は、我々の中にある「尾」のようなものが消え失せた時代ではなかったか…。人と獸の間にいる姉妹の物語から
時代の中で失われしものを、絵本の言葉や短歌の響きも入れながらを描いたブラックファンタジー。 -
第七回奈良演劇祭プロデュース作品
奈良県王寺町やわらぎ会館ホール
演出…小野小町 出演…小町座他 -
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