毛皮のマリー

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劇作家:
寺山修司
目安となる上演時間:
40~60分
目安となる上演人数:
15人 (男性15人)
  1. 男娼「毛皮のマリー」が一緒に暮らす18歳の息子欣也は、来る日も来る日も、閉じ込められた部屋の中で蝶を捕まえては殺し、標本を作る。 彼に過剰な愛を抱くマリーは、彼に半ズボンをはかせ、自分のことを「お母さん」と呼ぶように強いる。だが欣也は「お母さん」とは呼ばず、「マリーさん」と呼ぶ。 ある日、外の世界を知らない欣也の前に、一人の美少女が現れ、外には新しい世界があると告げる。欣也がその誘惑にかられそうになった時、マリーが客を連れて来て、自分の身の上話を始める。 昔、女でないマリーを女として認めてくれた女性がいたが、嫉妬心からマリーを裏切った。 だから復讐として、男に強姦を命じ、彼女を孕ませた。 彼女は子供を産み、自身は難産で死んでしまった。 その子供こそが欣也? それを知った欣也は心傷つく。そして、その果てには、欣也を思うがまま育てようとするマリーの手により、マリーの描く女へと変貌していく。

  2. 【演劇実験室「天井棧敷」公演】 会場:新宿文化劇場(アートシアター新宿文化) 1967年9月1日 演出・美術・照明・音楽:寺山修司 衣装:コシノジュンコ 振付:雑賀淑子 舞監:東由多加 演出助手:前田律子 制作:九条映子 出演:毛皮のマリー/丸山明宏  欣也/萩原朔美 紋白/ジミイ 下男/山谷初男 水夫/西田二郎 快楽の滓/彦凪ワタル 鶏姦詩人/支那虎 鶏姦詩人/新宿新次

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