男娼「毛皮のマリー」が一緒に暮らす18歳の息子欣也は、来る日も来る日も、閉じ込められた部屋の中で蝶を捕まえては殺し、標本を作る。 彼に過剰な愛を抱くマリーは、彼に半ズボンをはかせ、自分のことを「お母さん」と呼ぶように強いる。だが欣也は「お母 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
1935年、青森県生まれ。 1951年、青森県立青森高等学校に入学。新聞部、文芸部に所属。1954年、早稲田大学教育学部国語国文学科に入学。「チェホフ祭」で第二回「短歌研究」新人賞特選を受賞。 1955年、処女戯曲『忘れた領分』早稲田大学で上演。 1960年、長編戯曲『血は立ったまま眠っている」を劇団四季にて上演。 1967年、横尾忠則、東由多加、九條映子らと演劇実験室「天井棧敷」を設立。『青森県のせむし男』『大山デブコの犯罪』『毛皮のマリー』などを上演。 1972年、ミュンヘン・オリンピック記念芸術祭にて、野外劇「走れメロス」を上演。 1983年、逝去。47歳。