ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争
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深夜、都内の公衆便所。夜な夜な男が男を求めて集まってくる。そこへ一人の詩人が現れ、便所の壁や柱を愛撫し始める。彼は、愛に破れた無名戦士たちの死体が公衆便所の下に埋められていると信じているのだ。やがて、棺桶を持った男が二人あらわれる。詩人の父と兄だ。二人は、気狂いの弟・トオルを夜な夜な追い続けることに疲れ果て、何度も彼を見捨てようとするが……兄はかつて弟を裏切ったことを悔い、弟のえがく強い兄の役を演じ続ける。そして……。
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1972年10月6日~21日 11月3日立教大学,11月5日武蔵大学 櫻社=新宿文化提携公演No.1 会場:新宿文化 企画:葛井欣志郎 演出:蜷川幸雄 美術:大野泰 照明:白井良直 音響:市来邦比古 舞台監督:石田英朗 出演:蟹江敬三(詩人)/石橋蓮司(兄)/本田龍彦(父)/赤石武生/石井愃一/阿部好広/天野外郎/石川邦彦/うかわ・いく/高土新太郎/苔野ムスマデ/谷正雄/筒井義和/鳥居直彦/中村周二/西村克己/西山健二/式川喜俊/力石民穂/他
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