深夜、都内の公衆便所。夜な夜な男が男を求めて集まってくる。そこへ一人の詩人が現れ、便所の壁や柱を愛撫し始める。彼は、愛に破れた無名戦士たちの死体が公衆便所の下に埋められていると信じているのだ。やがて、棺桶を持った男が二人あらわれる。詩人の父 ...
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劇作家、作家、演出家。1936年新潟生まれ。早稲田大学文学部卒業。美術科から演劇科へ転科した1958年、処女戯曲「署名人」(初演1960年)がテアトロ戯曲賞と早稲田演劇賞を受賞。大学卒業と同時に岩波映画製作所に入り、退社までの5年間映画のシナリオを手がける。 1972年、蜷川幸雄らと櫻社を結成。1974年には「ぼくらが非情の大河をくだる時」で第18回岸田國士戯曲賞受賞。同年櫻社解散。1976年、松本典子らと演劇企画グループ木冬社を結成(現、演劇企画木冬社)。第1回公演の「夜よ おれを叫びと逆毛で充す青春の夜よ」で第11回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。以降、「わが魂は輝く水なり」で泉鏡花賞、「エレジー」で第35回読売文学賞戯曲賞(1983年)、「わが夢にみた青春の友」で第29回紀伊国屋演劇賞団体賞(1994年)など、受賞多数。2002年、紫綬褒章。(国際交流基金・日本の現代戯曲データベースより)
深夜、都内の公衆便所。夜な夜な男が男を求めて集まってくる。そこへ一人の詩人が現れ、便所の壁や柱を愛撫し始める。彼は、愛に破れた無名戦士たちの死体が公衆便所の下に埋められていると信じているのだ。やがて、棺桶を持った男が二人あらわれる。詩人の父 ...
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毎夜「楽屋」に出没し、決してやってくることのない出番を待つ亡霊たち。彼女たちの終わりなき稽古は、過去をあるいは未来をどうんな風に射抜いていくのか・・・。 1977年の初演以来、火のような話題を呼び、今なお上演回数の記録を更新し、日本の小劇 ...
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「時間はふしぎな作用をもたらす。どんな残酷な戦争の跡も、年月がたつにつれて名所となり観光地となる」 わが国が原爆を体験した広島、長崎にも同じことがいえると思います。誰もがその事実を頭にしっかりと記憶させているにもかかわらず、時間が流れる ...
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