11970年(昭和45年)大阪万博間近の春 茅ヶ崎、海の近く――辺見尚介は妻の彩と地域に根ざした小さな診療所を営んでいる。息子の尚人は医大を卒業し現在は東京の病院に勤務しているが、まだ実家住まい。近くには不思議な風情の咲織という婦人も住 ...
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秋之桜子(あきの・さくらこ)
大阪府出身。俳優名・山像かおり。2005年に女二人芝居「羽衣1011」をたちあげ出演とともに初めて脚本執筆(秋之桜子と命名)2010年、昭和の文士たちをモデルにした『猿』にて第16回劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を受賞。2012年に文学座・奧山美代子と演劇企画集団「西瓜糖」をたちあげ全作品の脚本を担当。大正~昭和の時代の波に翻弄される男女の「生と性」を色濃く描き、注目を集める。ほか、花組芝居、流山児★事務所、劇団昴、わらび座ミュージカル、椿組花園神社野外劇、 あうるすぽっと主催公演、東映劇場アニメ『プリンセスプリキュア パンプキン王国のたからもの』など幅広く脚本を提供。2013年昴公演「暗いところで待ち合わせ」の脚色にて シアターグリーンBIGTREETHEATER賞。講談社より「プリンセスプリキュア物語~花とレフィの冒険~」出版。 日本劇作家協会所属。
11970年(昭和45年)大阪万博間近の春 茅ヶ崎、海の近く――辺見尚介は妻の彩と地域に根ざした小さな診療所を営んでいる。息子の尚人は医大を卒業し現在は東京の病院に勤務しているが、まだ実家住まい。近くには不思議な風情の咲織という婦人も住 ...
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昭和20年8月――終戦 家族を失い 身体を失い 心を失い 残されたのは焼け焦げた街 行き場のない誰もが住処を探していたあの頃 とある一軒家に集まった老若男女 価値観の違いなどには目をつぶり、生きることを選んだけれど 違和感は ...
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昭和十二年の日本。226事件よりも阿部定事件の方が面白いとのたまう作家とその編集者。そんな輩が集まってくるのは女がやっているエピグラムというカフェー(この時代、酒が中心)そこの二階では気のふれた若い女が男を連れ込んでいたりする。退廃的な空気 ...
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