時は平安から室町にかけての、いつでも。……ある寒村。村人たちは、いつはてるともしれぬ暗闇を歩き続けるような、圧制に苦しむ暮しを暮していた。彼等の唯一の救いといえば、見知らぬ旅の坊主の残したことば、いつか、袴垂れの党がやって来て、虎よりも猛き ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
1931年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。
劇作家木下順二・演出家岡倉士朗に師事。『長い墓標の列』『遠くまで行くんだ』『真田風雲録』『オッペケペ』『袴垂れはどこだ』などの秀作を発表し、60年代演劇の旗手として注目される。
その後は商業演劇、ミュージカル『ピーターパン』などの劇作・演出家としても幅広く活躍。映画シナリオやテレビ・ラジオドラマの執筆も多数。俳優として大河ドラマやウルトラマンシリーズに出演。岸田戯曲賞を辞退したことでも有名。
1994年『壁の中の妖精』ほか第28回紀伊國屋演劇賞・個人賞 『私の下町-母の写真』で第46回読売文学賞を受賞
1999年『壁の中の妖精』の演出で読売演劇賞優秀演出家賞を受賞。
2000年には『壁の中の妖精』の戯曲で斉田喬戯曲賞を受賞。