昭和53年の春、受験生の藤井秀一は二人乗りしていたバイクで転倒し、その事故で同乗していた友人を失う。夏休みの初めのある日、彼は事故の時の恩人である猪原正義の家を訪れる。元高校教師の正義は、失意の秀一にとって理想の教師であるかのように思われた ...
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1959年、静岡県出身。同志社大学在学中より演劇活動を開始。84年、大学卒業を機に劇団M.O.P.旗揚げ。以後精力的に作家兼演出家として作品を発表。94年に「MOTHER」で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。97年「東京原子核クラブ」(作・演出)で読売文学賞受賞。2000年には、「高き彼者」で鶴屋南北戯曲賞、新国立劇場で演出した「怒涛」(演出)で読売演劇大賞演出家賞および作品賞受賞。01年には、「黒いハンカチーフ」「赤シャツ」にて紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。テレビドラマ脚本NHK「疾風のように」「ある日、嵐のように」朝の連続テレビ小説「まんてん」。マキノノゾミの原点、「(登場人物が)いかに美しく生きるか」を色あせることなく多方面で表現し続けている。 2010年、『ローマの休日』で第36回菊田一夫演劇賞。