真夜中とよぶにはまだはやい
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街は突然の停電にみまわれた。原因はいまだ分かっていない。
会社、公園、ネットカフェ。足止めを食らったひとびとは、そこで語り、考える。
悪巧み、恋、人生について。ゆきつもどりつの会話が続く。
普段は決して日の目をみることのない深い澱が、暗闇によってほじくられる。
街が光をとり戻す、あるいはいっそ世界が真夜中に放りまれる、その一瞬を、ひとびとは待っている。
2019年よりはじまった、ロイヤルコート劇場と新国立劇場主催の劇作家ワークショップにて執筆した作品 -
2023年1月、英国Royal Court Theatreにてリーディング上演
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