二組の夫婦とひとりの乞食の物語。ある日ふと会社に行かなくなった夫たちは、発明家になるなどとうそぶきながら、すべてにつけそのままズルズルと、何も決定しないまま時をやり過ごそうとしている。妻たちは、夫のはっきりした決意を聞きたいと迫るものの、う ...
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1937年。旧満州生まれ。1958年に早稲田大学に入学。 鈴木忠志らと早稲田小劇場を旗揚げする。 1968年『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で岸田国士戯曲賞を受賞。 2008年、『やってきたゴドー』で鶴屋南北戯曲賞を受賞。戯曲のほか童話や随筆なども執筆。ほか『象』『街と飛行船』『不思議の国のアリス』『そよそよ風の叛乱』『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』など。1993年の日本劇作家協会設立に尽力し、1998年から2002年まで第2代会長。以降は顧問。 2020年3月3日逝去。享年82歳
二組の夫婦とひとりの乞食の物語。ある日ふと会社に行かなくなった夫たちは、発明家になるなどとうそぶきながら、すべてにつけそのままズルズルと、何も決定しないまま時をやり過ごそうとしている。妻たちは、夫のはっきりした決意を聞きたいと迫るものの、う ...
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精神科の受付を訪れた男が、受付の女に翻弄され、募金、アイバンク登録、献体・・・と了承させられていく不条理コント的喜劇。
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サラリーマン風の男が、通りすがりの応急救護所の看護婦に「あなた病気じゃありません?」と呼び止められ、次第に病人にさせられ、挙句の果てに浮浪者らしき男に身ぐるみはがれ、なぜか妻子まで奪われる。
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1930年代に江川桜堂の創設した日蓮会の「日蓮会殉教衆青年党」(死のう団)が題材。
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舞台には朽ち果てたような車が一台。浮浪者のような5人の男が、どこからともなくやってきて、とりとめのない会話に終始する。別役版『ゴドーを待ちながら』。
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