(象徴的な台詞) ※( )は著作権者補記 あなた方(盗賊の3人)は、わたし達が金持の子に生まれたから、気持ちのいい部屋ときれいな庭のある家に生まれたからと云って羨ましがるんでしょう。軽蔑しながら物欲しそうにじろじろ見るだけで、わたし達がど ...
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1928年12月20日~2004年6月14日
横浜生まれ
新劇や商業演劇などを幅広く手掛けた劇作家。
旧制山形高校在学中に同人誌に作品を発表し始め、1955年、「三人の盗賊」で本格デビュー。以来、青年座、文学座、俳優座などに幅広い作品を書き下ろした。小説の脚色も多く、原作の換骨奪胎の名手であった。また商業演劇やテレビドラマの脚本も多く手掛けた。
1987年、ある家族を通して日米関係や昭和史を見つめた「国境のある家」で紀伊國屋演劇賞個人賞、女性2人の戦後史を描いた「メリー・ウィドウへの旅」などで芸術選奨文部大臣賞を受けた。没年の2004年3月上演の文化座「天国までの百マイル」の脚本が最後の作品となったが、没後も多くの作品が様々な劇団によって現在も再演され続けている。
(象徴的な台詞) ※( )は著作権者補記 あなた方(盗賊の3人)は、わたし達が金持の子に生まれたから、気持ちのいい部屋ときれいな庭のある家に生まれたからと云って羨ましがるんでしょう。軽蔑しながら物欲しそうにじろじろ見るだけで、わたし達がど ...
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1980年代、神奈川県逗子市。米軍の接収地、池子の森に米軍住宅建設問題が起こり、それの賛否を巡って逗子市は真っ二つに割れた。 この街に三世代が同居する一家があった。 祖父は明治の文豪・徳冨蘆花の研究家、今では自分こそ蘆花本人と思っており ...
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(初演当時の劇評) ・八木柊一郎の新作は家庭という名の空洞と、そこで断片として生きる人間のあがきをあばいた黒い喜劇である。 ・社会の最小単位である家庭においても、虚像と実像、正気と狂気、秩序と混沌のせめぎ合いが色濃く影を落としている状況 ...
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中年の夫婦と若い夫婦が平和に暮らしている一家に、ある日突然、中年の夫の母親を名乗る老婆が訪ねてきて、「あなた(中年の夫)、私を招んだでしょう?だから来たの。」と言う。 中年の妻、若い妻ともに老婆の言葉に誘われ、秘めていた心の内を明かし出す ...
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