敗戦時、朝鮮半島には百万を超える日本人が在住していた。 半島からの引揚げは、昭和二三年の夏までにほぼ完了したとされるが、 すでに日本に戸籍がなく、身元引受人もいない女たちに帰る場所はなかった。 女たちは「故郷の空」を歌い、「アリラン」 ...
長田育恵

- 主な活動地域:
- 東京都
長田 育恵(おさだ・いくえ)劇作家・脚本家・てがみ座主宰。
2007年に日本劇作家協会戯曲セミナーに参加し、翌年より井上ひさし氏に師事。09年、劇団「てがみ座」を旗揚げ。15年『地を渡る舟』にて第70回文化庁芸術祭演劇部門新人賞。16年『蜜柑とユウウツ-茨木のり子異聞-』にて鶴屋南北戯曲賞。18年『砂塵のニケ』・『海越えの花たち』・『豊饒の海』三作の戯曲で紀伊國屋演劇賞個人賞。2021年、現代能楽集X『幸福論』(瀬戸山美咲と共作)にて第28回読売演劇大賞選考委員特別賞。
近年はテレビドラマ、NHK『流行感冒』『旅屋おかえり』『燕は戻ってこない』等の脚本も手掛ける。2023年前期放送のNHK朝ドラ『らんまん』脚本にて、第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞(放送部門)、第32回橋田賞(作品賞)受賞。