時は1976年、とある春の昼下がりの照妙寺。先代住職の父忠良の四十九日の法要。住職として初めて采配をふるったのが父親の葬式だった、この寺の若き住職忠房は、父が亡くなると同時に、教員として勤務していたとある高校を辞めていた。姉若葉は、隣県の寺 ...
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くらもちひろゆき(倉持裕幸)
1966年茨城県坂東市生まれ。岩手県盛岡市在住。寺や産婦人科、保育園、写真館などを舞台に、重箱の隅をつつくような会話を得意とする。2005年より演劇ワークショップファシリテーターとして、岩手県内各地で出前ワークショップを行う。日本劇作家協会東北支部長。岩手大学教育学部非常勤講師。劇団モリオカ市民実行委員。もりげき八時の芝居小屋制作委員会委員長。もりげき演劇アカデミー講師。架空の劇団代表。
時は1976年、とある春の昼下がりの照妙寺。先代住職の父忠良の四十九日の法要。住職として初めて采配をふるったのが父親の葬式だった、この寺の若き住職忠房は、父が亡くなると同時に、教員として勤務していたとある高校を辞めていた。姉若葉は、隣県の寺 ...
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能「卒都婆小町」をモチーフに『百夜通い』に焦点を当てて展開。 老いた小町のもとに通ってくる若き整体師。彼は小町の唯一の財産である邸を狙っていた。小町の情を引こうと、毎日手みやげを持って通っている。 一方、若い頃の小町のもとには、深 ...
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とある地方都市の坂下写真館。未曾有の大震災から十年ほど経った頃だろうか。被災県ではあるものの、被災地からは遠く離れた内陸にある。この店は、現在の店主、坂下良成で二代目である。 フィルムからデジタルの流れに乗り遅れ、経営は苦しい。 ...
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ここは、とある地方都市にある産婦人科医院のロビー。明け方に死産があり、どうも空気が澱んでいる。その日夜勤だったベテラン助産婦は、ベテランであるにもかかわらず、死産の当事者にかける言葉もない。それほど今では珍しいことになってしまっている。 ...
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