九州の棒ヶ削(ぼうがずり)に住む一族、麦山(ばくやま)家の物語。祖母が亡くなった葬儀の日、祖母のご遺体が入った棺桶が部屋に運び込まれてくる。ご遺体に「魂」が宿って無いのでこのままでは葬儀を続けられないのだという。一族は祖母の魂を呼び戻すべく ...
ジャンル“現代劇” 415本が見つかりました。
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「耳の穴の大きさなんて人それぞれ。 綿棒入るかな、ってくらい狭い方から、 小指入っちゃうんじやないかって方までいらっしゃいます。」 //////// ひょんなことから耳かきエステの「頼まれ店長」になった男。 長居1気のない適当さを、客指名 ...
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「とにかく毛は気をつけて下さい。 一本でも落ちてると、超イメージダウンなんで。」 //////// 華やかな広告代理店仕事から逃げ、ラブホテルの清掃を始めた40男。 アルファベットが読めない中卒イケメンとバディを組み、客の遺した排泄物と格 ...
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ある夏の夜。 死んだ父から古いレストラン「かもめ」と、かなり大きな借金を引き継いだ木島伸一は、資産家の娘との再婚を計画していたが、そこへ別れた妻、小春がスーツケースを引き摺って帰って来た。 気に染まぬ相手からプロポーズを受けた小春は、 ...
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海峡を挟んで、200年間戦争状態にある2国、タナビテとユナゴル。聖域の所有権をめぐって、またどちらの神が真実かをめぐって、長い間小競り合いが続いていた。タナビテの山腹にある街には「大砲」が設置され、その照準は常に隣国ユナゴルへ向いていた。そ ...
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中国の五行説という自然哲学に基づいた思想には、いくつか説はありますが、「青春=0~10代」「朱夏=20代~30代」「白秋=40代~60代」「玄冬=70代以降」という呼び名があります。今公演のタイトル『春夏秋冬』を女性の一生としたのは、ここか ...
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アインシュタイン研究の第一人者である金子務氏による、昭和の名著「アインシュタイン・ショック」を下敷きに、大正期の科学ブームと民衆の意識に迫った意欲作。1922年(大正11年)の11月17日に日本の土を踏み、12月29日までの43日間日本に滞 ...
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「沈みゆくタイタニック号の中、娯楽室で最後までポーカーに興じていた数人がいたらしい」「お前書け。俺は無理」と、とある芝居の打ち上げの席で北村想さんから言われ(笑)2年越しで書いた作品。1997年に大ヒットしたジェームズ・キャメロン監督、ディ ...
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自分は外の国からやってきた人間だ。 この工場にやってきて、廃液処理の仕事にありついた。職場の人はやさしい。 だけど規則が山のようにある。調和、規則、団体行動。一日でいやになったが、出稼ぎにきているから辞められない。 ある時、屋上にいると知ら ...
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ある女が、日記を書き始めた。女は都内のフェアトレードを扱う企業に勤めている。ある日、その企業が取り扱っているコーヒー豆に異物が混入していたというクレーム対応のために、急きょ鳥取へ出張1ことに。そこで「すなば珈琲」経営者の兄弟からコーヒーにか ...