ハネムーンで訪れたアラスカで、ホッキョクヒメイルカという珍味と出会った猫宮亜乃と亮平。一口食べてその味の虜になってしまった亮平は、ホッキョクヒメイルカの肉を月に1回密輸し、しまいには自宅にイルカのための水槽さえ作ってしまった。そんなある日、 ...
133本が見つかりました。
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日常に潜んだ些細な依存症と共に生きる9人の女性たちを描いた短編集。 登場人物は、高校生、大学生、文房具メーカー在庫管理兼営業補助、大型スーパーのベテランレジスタッフ、図書館司書(閉架図書担当)、長距離トラックドライバー、フリーカメラマン、ラ ...
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生と死をモチーフにした3話のオムニバス形式の作品。第1話「校庭にて」は、友人の葬儀帰りの3人の会話劇。第2話「児童公園にて」第3話「病院の近くの公園にて」は、生者と死者の対話劇。それぞれの身近な人の死の悲しみを受け入れていく過程を描く。3つ ...
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演劇部の夏合宿は三泊四日。 生憎全日嵐が続く。 メグの初めての彼氏・「あさだくん」は美人の転校生・「よるかわさん」といい感じ。 親友のユキは、新しい友達・サーちゃんと仲良くなって、たまにメグが入れない話で盛り上がる。 鯉沼先生は ...
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ある地方都市の私立高校。年度末、3人の教師たちが3人の生徒の進級会議をしている。石井宏くんは学年の成績で、数学Ⅱ、世界史、英語ライティング、家庭科、現代文の5つの単位を落とした。読書家の木崎翔太くんは、遠足の後から不登校となり、出席日数が足 ...
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認知症の母親の介護のため、仕事を辞め妻と別居し、親子で一緒に暮らし始めた男。彼を待っていたのは、想像以上に過酷で希望のない日々だった。2004年初演、2006年、2018年に再演。 【テアトロ戯曲賞の選評より】 最後の一本を読み終えた時 ...
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戦国時代の頃。南蛮人たちが新しいものを次々と持ちこみ、世の中がものすごい勢いで変わってゆく時代である。だが、形をかえてしたたかに生きてゆくものたちもいるわけだ。愛する心。それも、そのひとつだろう。 陽気に歌い踊る物の怪たちの森。そこに人 ...
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この日出ずる国が、海の彼方の国々と、激しい戦に明け暮れていた時代。 穢れた家に生まれ育った族谷狗吉は、新たに生まれた妹・狗子を穢れから救い出し、人間として生きたいと願った。楠木に宿る魂、大楠古多万は、かつて人間であった祟り神・天神様より、自 ...
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被害者家族が死刑を執行1ことができる「死刑員制度」という架空の制度をモチーフに畑澤聖悟が作・演出した『どんとゆけ』の登場人物である青木しのが高校生だった頃の事件を描いた前日譚。渡辺源四郎商店公演として畑澤聖悟の『どんとゆけ』と二本立て上演1 ...
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【歴史の流れは いかになるとも われら生まれて故郷を愛す】と歌う「小杉谷小・中学校校歌」と、ある人の「生きているうちにもういっぺんあそこに行きたかなぁ」とつぶやいた言葉がきっかけとなって、2000年旧暦九月十六日、山の神まつりの日に「行こう ...