桜の名所のとなりの村。散った花びらが通り過ぎるだけで、田んぼしかない田舎で育った兄弟。 村を飛び出し都会でヤクザになった弟の龍は対立する組の幹部を撃ち服役。服役中に組は解散した。行き場を無くした龍は刑期を終え、両親の遺した実家に一人で暮ら ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
桜の名所のとなりの村。散った花びらが通り過ぎるだけで、田んぼしかない田舎で育った兄弟。 村を飛び出し都会でヤクザになった弟の龍は対立する組の幹部を撃ち服役。服役中に組は解散した。行き場を無くした龍は刑期を終え、両親の遺した実家に一人で暮ら ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
社会に潜む、取りに足らないかもしれないが切実な、個の不安を、薄く繋がった3つの、少しいびつな男女の物語で紡ぎます。 悲惨をさを盛大に叫ぶことをしない、抑圧的で滑稽な人物たち。第22回 劇作家協会新人戯曲賞作品。
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
仕事では先が見え、子育ても終わった四十九歳サラリーマンの宮崎は、最近残りの人生を考えた時、ふっと、自分にとって幸せに生きるってなんだろうと疑問を持つようになった。そのことで妻の節子ともうまくいっていない。そんな時、日本三大祭りの一つ「長崎く ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
秋空の下、けたたましいひとつの長短(チャンダン)が響く… ある晴れた日。舞台は朝鮮高級学校の運動場。 息子の運動会を酒の肴に繰り広げられる、 家族・親族、それぞれの自分勝手な短い物語。
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
寒い。 どうして私はここにいるんだろう。予定では、二、三日で帰るつもりだったのに。みんなが心配してるところにひょっこりと。 日常の中にどうすることもできない窮屈さがあってそれから逃げ出すために、あと興味もあったから。本当は窮屈さなんて感 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
男か女かわからないピノキオは嘘つきで乱暴者。失敗作の兄人形たちや村の人たちは振り回されっぱなし。アニメや絵本で見たものとまったく違うストーリー。人形売買や半分人形になった村人たち、ワールド秘宝館の謎なんてミステリアスな展開からピノキオの正体 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
海の見える岬。岬の突端には海を見下ろすように桜の木が立っている。桜の木の手前には頽れた洋館、建物はほとんど残っていない。入口に壊れかけたドア。入口からすぐに階段があり、半地下の部屋につながっている。男がスコップを手に穴を掘っている。なぜ、何 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
"大津波に多くを流された暁浜に残った廃墟のような映画館では、館主の家族三人と、船を失った漁師の若い兄妹が暮らしていた。 東日本大震災から10年たったこの浜に、津波に流され見つからない家族の遺骨を10年探し続けている男が訪れ、大地震によって ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
トシがいなかったら賢治は詩を童話をあんなに書き残したろうか? 病気の妹トシに童話を読ませようと東京から岩手へと向かう賢治。 賢治はなぜか同行者の猫に東京のアパートのドアを持たせて旅をしている。 道中で出会う賢治の童話の登場人物たち。 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
真夏、山中家の居間。 あめ工場を営んでいた父親の納骨の日。遺言書の開封のために家族が集まった。長女のまいこは子供の頃から父親の作ったあめを食べ続けたせいで歯並びが悪く、歯科医の婚約者からは矯正を勧められている。遺言書を持ったいとこの来訪 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ