バラが咲き乱れる5月、母の元に電話がかかってきた。かけてきたのは娘である。娘は義足を盗まれラブホテルで動けなくなっている。取るものも取りあえず母は娘を迎えに車を走らせる。娘は車の中でも何も事情を語らない。結局、事態が見えぬまま二人は家にたど ...
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バラが咲き乱れる5月、母の元に電話がかかってきた。かけてきたのは娘である。娘は義足を盗まれラブホテルで動けなくなっている。取るものも取りあえず母は娘を迎えに車を走らせる。娘は車の中でも何も事情を語らない。結局、事態が見えぬまま二人は家にたど ...
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二〇一三年、初夏。佐世保市重尾町が舞台。 長女、淳子が父の訃報を聞き帰ってくる所から物語は始まる。一七年ぶりに揃う、姉妹たち。 彼女たちは、どのように父の死を受け止め、どの様な再出発を目指すのか。 「家族」という集合体の、暴かれない闇 ...
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桜の名所のとなりの村。散った花びらが通り過ぎるだけで、田んぼしかない田舎で育った兄弟。 村を飛び出し都会でヤクザになった弟の龍は対立する組の幹部を撃ち服役。服役中に組は解散した。行き場を無くした龍は刑期を終え、両親の遺した実家に一人で暮ら ...
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仕事では先が見え、子育ても終わった四十九歳サラリーマンの宮崎は、最近残りの人生を考えた時、ふっと、自分にとって幸せに生きるってなんだろうと疑問を持つようになった。そのことで妻の節子ともうまくいっていない。そんな時、日本三大祭りの一つ「長崎く ...
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秋空の下、けたたましいひとつの長短(チャンダン)が響く… ある晴れた日。舞台は朝鮮高級学校の運動場。 息子の運動会を酒の肴に繰り広げられる、 家族・親族、それぞれの自分勝手な短い物語。
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寒い。 どうして私はここにいるんだろう。予定では、二、三日で帰るつもりだったのに。みんなが心配してるところにひょっこりと。 日常の中にどうすることもできない窮屈さがあってそれから逃げ出すために、あと興味もあったから。本当は窮屈さなんて感 ...
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新撰組隊員が女に!?激動の幕末で男らしく生きるはずだった近藤勇をはじめとした新撰組(壬生浪士組)の志士たちは変な酒を飲まされたせいでなんと女性化してしまった。隊の中で反目する芹沢鴨一派になんとかバレないように振る舞ったり、間違って壬生寺にや ...
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男か女かわからないピノキオは嘘つきで乱暴者。失敗作の兄人形たちや村の人たちは振り回されっぱなし。アニメや絵本で見たものとまったく違うストーリー。人形売買や半分人形になった村人たち、ワールド秘宝館の謎なんてミステリアスな展開からピノキオの正体 ...
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京都に住む老夫婦、小川慎次郎と幸子の元に、幸子の母校の職員、戸納が戦中の学徒動員について取材に訪れる。 ふたりは戦中、風船爆弾の製造に従事しており、それぞれの想いから、和紙と蒟蒻糊で作られた風船爆弾こそが日本に勝利をもたらすものと信じて ...
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真夏、山中家の居間。 あめ工場を営んでいた父親の納骨の日。遺言書の開封のために家族が集まった。長女のまいこは子供の頃から父親の作ったあめを食べ続けたせいで歯並びが悪く、歯科医の婚約者からは矯正を勧められている。遺言書を持ったいとこの来訪 ...
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