舞台は1980年8月15日の肥前松浦。夕暮れ。東京で不倫のすえ、恋に破れた「女」が死に場所を求めて故郷へ戻って来る。自殺未遂で収容される古びた旅館が舞台。旅館を営む「おばば」は、終戦の日の8月15日、不義の子を死なせた思い出に生きている。 ...
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舞台は1980年8月15日の肥前松浦。夕暮れ。東京で不倫のすえ、恋に破れた「女」が死に場所を求めて故郷へ戻って来る。自殺未遂で収容される古びた旅館が舞台。旅館を営む「おばば」は、終戦の日の8月15日、不義の子を死なせた思い出に生きている。 ...
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昭和の敗戦から、やがて高度経済成長の絶頂と終焉に向かう、時は1973年。 ロックにどっぷりと浸かる代議士の息子・甲野欽吾はマニアックなロック雑誌「エピタフ」を主宰し、甲野の盟友・宗近、小野、浅井らが編集に携わっていた。 ある日、 ...
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深山に自生し千年以上の樹齢を持つヤクスギは現代においても高級材として扱われている。しかし450年前中世期の屋久島に住む人々にとっての「奥岳」は神様のおわす場所であり、めったに立ち入ることはなかった。ましてやまるで岩のように大きな杉がどれだけ ...
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舞台は長崎県佐世保市鹿子前町。 海に囲まれた静かな町に、ひっそりと暮らす阿部祥子。 彼女は毎日、海を見つめている。五年前に弟を飲み込んだ海を…。 白波は、彼女の心に繰り返し繰り返し打ち寄せる。 その波に足を取られ、彼女はその場を動け ...
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昭和50年代前半(1980年代前半)の田舎の一軒家。深夜。高校1年生の繭子は家族が寝静まったころ、居間でカセットデッキの録画ボタンを押し、ラジオDJの真似事をしている。自作のお便りを読み、それに答え、リクエストされたていで流行のアイドルソン ...
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1903年大阪万博で起こった学術「人類館」事件をモチーフに、沖縄近現代史が描かれている。しかし、歴史の流れをそのまま反映したのではなく、時間と空間が交錯する中で、沖縄戦やベトナム戦、そして復帰運動など沖縄を取り巻く出来事がダイナミックに描か ...
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山あいの小さな町の老舗スーパー「マルコー」は、 隣町の大型ショッピングセンターの出店に揺れている。 反対運動も繰り広げるも従業員たちに切迫した様子は無く、 どこかその運命を受け入れているようにすら見える。 だが、かつては、マ ...
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深夜の通販番組を見て衝動買いしたミキサーは久しぶりに当たりだった。朝、真新しいミキサーで作る特製ドリンクはその昔、母静江が独自に考案したレシピをなぞったものだ。離婚後、看護士として働き、女手一つで育ててくれた。その母が実家の階段から転落し緊 ...
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九州の棒ヶ削(ぼうがずり)に住む一族、麦山(ばくやま)家の物語。祖母が亡くなった葬儀の日、祖母のご遺体が入った棺桶が部屋に運び込まれてくる。ご遺体に「魂」が宿って無いのでこのままでは葬儀を続けられないのだという。一族は祖母の魂を呼び戻すべく ...
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そう遠くない未来。ゲリラ豪雨ばかりでもうさほどゲリラでもない。 西の地方の山の方。土砂崩れで川が決壊した集落は解散。 もう誰も住まない。父さんと僕以外は――。 狭い家。というか半分しか残ってない僕の家。 母さんは泥にさらわれて見つか ...
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