村のほぼ中央に大樹は立っている。その枝は空を覆うように両手を広げ、その太い幹の表面は苔むしており、大樹の悠久の時をにじませている。その場所に人々が集う。観光客に巨木の歴史を語る中年の男。一人で巨木を見上げる女。逃げてきた女。都会で行き詰まっ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
村のほぼ中央に大樹は立っている。その枝は空を覆うように両手を広げ、その太い幹の表面は苔むしており、大樹の悠久の時をにじませている。その場所に人々が集う。観光客に巨木の歴史を語る中年の男。一人で巨木を見上げる女。逃げてきた女。都会で行き詰まっ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
2012年に上演された作品で、自宅劇場「守田ん家。」という民家を少しだけ改築した持ち劇場で公演されたため、実際の時間帯や天候に合わせて台詞を変更していました。 2013年の九州戯曲賞最終選考ノミネート作品。
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
時は一六00年。後に天下分け目の合戦と呼ばれる大戦が関ヶ原で 繰り広げられた。 西軍大将代理・石田三成は後世名高い鶴翼の陣を布き、一方徳川家康 も十万以上の兵を率いて西軍武将と次々に密約を結び勢いは劣らない。 互いに睨み合うなか勝敗 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
上野公園、国立科学博物館前のSLは銀河鉄道である。 そんな都市伝説を聞いたのはいつだったろうか。 物語は終電時刻が過ぎた上野公演から始まる。 大企業のOLの岡田奈津美と、銀座のホステスの飯田梨花は、それぞれ次の河岸を思案していた。なかなか、 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
1985年、後天性免疫不全症候群いわゆるAIDSの脅威が 日本の水面下に拡大しつつあった。とある製薬会社の社員の一人が ジャーナリストに内部告発を行う。そしてジャーナリストと社員は 日本医学界の深い闇を知る・・・
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
尼崎。北の突き当たりの市営団地。傍には水路。 ドブのような水路にもその時期には数匹の蛍が舞う。 6月の日暮れ。 団地に住む平凡な妻、井上晴子が消えた。 同日、近所のコンビニには女の強盗が入ったらしい。 そして一週間。 晴子の ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
数年先の未来。山深い集落、囁谷。 昔話では隠れ里として有名だが、実際今は限界集落。 かつては林業で食いつないだものの、男たちは高齢でほぼ引退。 森林組合の男声合唱団だけが細々と続いている。 若い町長が計画1囁谷シルバータウン構想。 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
本土決戦間近の日本、一人の男が寺の住職から観音様の疎開を頼まれる。この観音様は鉄でできているため、供出しなければならない。だが、仏を溶かすことはできない。盗まれたことにして、疎開させて欲しいと。男は鉄の観音様を背中に背負い、九州まで疎開の旅 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
死刑執行室が舞台の3話からなるオムニバス作品。 第1話、執行の予行演習を行う刑務官たちの葛藤と衝突。 第2話、執行装置の修理にやってきた3人の電気工事士のパニック喜劇。 第3話、この部屋がどこで、自分が誰なのかを尋ね続ける男と、そ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
夏目漱石「こころ」を明治の男たちの恋と友情の物語として読み直す。明治と現代を行き来する100年の物語。
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ