S市西町にある集団住宅「西の森団地」のD棟4階に位置する加胡路子の家。12月半ばの日曜の深夜。部屋ではひと組のふとんに路子と、老年の男・広満、ケン一が横たわっている。と、街の暗闇にサイレンが響き、爆発音が幾度となく起きる。そこに路子の携帯電 ...
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S市西町にある集団住宅「西の森団地」のD棟4階に位置する加胡路子の家。12月半ばの日曜の深夜。部屋ではひと組のふとんに路子と、老年の男・広満、ケン一が横たわっている。と、街の暗闇にサイレンが響き、爆発音が幾度となく起きる。そこに路子の携帯電 ...
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婚期をのがした三姉妹が、身内との結婚を企て親戚の男達と合コンをする。男達は長女に若い女子との合コンがあると騙されているが、来ないことを知り意気消沈1中、皆で酒を飲み盛り上がる。しばらくすると、男達は眠ってしまう。実は、長女が酒に睡眠薬を入れ ...
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1991年3月、パキスタンのインダス川で川下りをしていた日本人大学生3人が 強盗団に誘拐される事件が起きた。3人のうち1人は伝達係として解放されたが、残りの2人は44日間、監禁された。2人のうちのひとりは、帰国後、週刊誌のカメラマンに追われ ...
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第7回劇作家協会新人戯曲賞佳作。 砂袋がたくさん積まれた古びた倉庫。幼い頃、ここでよく遊んでいた兄・ヒロシと、妹・ケイだが、今はすれ違うことが多い。二人を取り巻く人々によって、過去と記憶が交錯する。
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水野風太郎、60才、独身。 正確に言えば、今日ちょうど60才の誕生日を迎えていた。 カップラーメンで遅い昼食をとりながら、ひとりきりで誕生日を過ごす風太郎。 大粒の雨が窓を打ち、空には夏の終わりの台風が近づいていた。 そこへ、雨の中 ...
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それだけはもう確かに、そこは喫煙所である。四方の壁は厚いガラス、2つのドア、中央には腰上くらいの高さの机(おそらくは吸煙装置であろう)、背の高い椅子がいくつか。そして、そのどれもが、誰もかれもに忘れ去られたかのように、古び果てている。 男 ...
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水沢つばめは、四十一歳独身。同居している兄夫婦からは、変り者扱いされていた。実は、一家には悲しい過去があり、つばめもそれを引きずっていたのだ。 そんな、つばめが最近知り合った星野という青年。彼はさらに特殊な境遇の持ち主だったが、ふたりはお ...
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日本の西の果てにある『崎島』という名の小さな島。 人口千人ほどのその島では、島民のほとんどが漁師をしている。 そんな小さな島に『火照(ほてり)』と呼ばれる仕事があった。 漁師たちが海に出ている間、大漁祈願を願って照塚(てりづか)に ...
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故郷から遠く離れた場所に住む美紗。ある朝、高速バスで故郷に戻って来る。 西日本全域大雨災害で被害をうけた、寂れた海端の町。 同級生が住む実家の寺には、自分を娘のように育ててくれた祖父の眠る墓がある。 美紗の同級生が四人、朝の寺の境内に ...
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1988年、昭和最後の年の作品です。事故後の原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域が舞台。冒頭の「20分後の未来…」という記述は決して起きては欲しくないという気持ちを込めたものでしたが…。
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