「甘いって、なに?」 「え…」 「甘いってなんだったのかしら…」 病気を抱えて食を制限されたパティシエと、味覚障害の恋人。 美しいスイーツを前にしながら、そのおいしさを味わうことのできないふたりの、幸福の欠け落ちた夜毎のティ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
「甘いって、なに?」 「え…」 「甘いってなんだったのかしら…」 病気を抱えて食を制限されたパティシエと、味覚障害の恋人。 美しいスイーツを前にしながら、そのおいしさを味わうことのできないふたりの、幸福の欠け落ちた夜毎のティ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
空を見上げると、日を追うごとに月が大きくなっている。 わたしが覚えている限り、前の200倍くらい。 それは月が近づいてきているのか、もしくはどんどん巨大化しているのか、えらい学者の先生とか、研究者とか、大学の先生とか、カリスマ塾講師とか ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
それだけはもう確かに、そこは喫煙所である。四方の壁は厚いガラス、2つのドア、中央には腰上くらいの高さの机(おそらくは吸煙装置であろう)、背の高い椅子がいくつか。そして、そのどれもが、誰もかれもに忘れ去られたかのように、古び果てている。 男 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
『エミ、覚えてる?あのジョージアの細い路地。』 1965年 アメリカ・ジョージア州。 このところ紙面を賑わせるのは物騒なニュースばかり。去年、公民権法が制定された。法の上で差別はなくなった。でも、実際のところは何も変わっていない。依然と ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
図書館の一夜を描いた戯曲。図書館では日時計の破損や「お泊まり」中のぬいぐるみの紛失などトラブル続き。副館長の執筆中のSF小説でも宇宙船が暴走して宇宙飛行士たちに命の危険が。ジャングルの村にカヌーで児童書を届ける「本運びさん」のイメージが、奔 ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
「現代詩の長女」と呼ばれ 戦後の女流詩人の先頭に立ってきた彼女には、 隠された素顔があった―― 詩人・茨木のり子が亡くなってから4か月後のある日。 主を失った家に、 甥と編集者らが未発表の遺作を探しにやってくるが、 部屋にはそ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
知らない時代の、遠い世界の話。 とある漁村では、ついに人魚を捕まえることに成功した。近年、村の漁師が海に出るたびに行方不明になっており、それが人魚の仕業だった。沖合の小島を漁師が通りかかると、どこからともなく歌が聞こえてくる。その歌に ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
人は絵を描く。絵画教室でも、古代の洞窟でも、難民キャンプでも、時には戦場でさえ。舞台は2017年の地方都市にある絵画教室「 アトリエ・ジャマイカ」▽同じまちにある洞窟▽1945年、家族が出征して女性だけになった旧家▽戦場になった中国の洞窟▽ ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
弁護士事務所や野球実況や戦艦など様々な場(設定)に発生する奇想天外な笑いの世界。1991-1997年に活動した芝居的コントの先駆者的集団による11年ぶりの本公演台本。
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ
水沢つばめは、四十一歳独身。同居している兄夫婦からは、変り者扱いされていた。実は、一家には悲しい過去があり、つばめもそれを引きずっていたのだ。 そんな、つばめが最近知り合った星野という青年。彼はさらに特殊な境遇の持ち主だったが、ふたりはお ...
作品詳細を表示 ※上演許諾などはコチラ